2024年01月05日

ミニマルおせち〜盛り付け方とお皿のご紹介〜

ミニマルおせちの提案をしたからには
盛り付け方をお伝えしなくては。

”ミニマルおせち”とは、
お重に入れなくても
お正月の気分を味わえ
縁起も十分担げ、
なにより美味しくて飽きない
ループで食べられる
1から3品で完結する
おせちのこと。

最高の食材で1から3品
作ることもCozue流儀です。

提案いたしたいのは、
『黒豆』『田作り』『紅白なます』
略して『KTK』です。

その他お好きなおせちを3品
いや2品でもよいのではないかと
思うのです。

24おせちミニマム2.png


例えば『KTK』の場合、
黒いお塗りのお盆にのせるでもいいし、
写真のような日常使いの長皿が
使いやすいです。

お皿は丸よりも横長方形がまとまり
やすいです。

このお皿は、scopeさんのおまけで
いただいたもので、
とにかく使いやすいサイズです。
肉まん、おにぎり、パウンドケーキ、
小さい焼き魚、少量のお刺身、
小腹が空いたときの
ちょっとした食事が貧相に見えません。

他の柄も売っています☟
平長 石本藤雄 干し柿

長皿で検索して他のお店や窯元で
(約W170×D115×H20mm )
このくらいのサイズをお求めに
なることをお勧めします。

盛り付けポイントは上下リズミカルに、
もっと長いお皿の場合は
真横一列にしてもいいですね。

あしらいは南天の葉です。

『黒豆』には有田焼の豪華な色絵の
おちょこを使いました。
汁を受け止められれば、
豆皿でもなんでもいいと思います。

おやつやお酒のおつまみ
があるとき、
メインが
チキンセットや
ピザであっても、
ほんの少し2品で、
おめでたい気分に。

黒豆も松葉に刺して
立体的に盛り付けると、
ほんの数粒の黒豆でも
十分おせちなのです。

24おせち小盛1-2.jpg


↑浜野まゆみさん作の
松竹梅が描かれた目出たいお皿です。
お皿の素敵さは、こちらの記事に書いています。


【盛り付けポイント】

○️松葉に黒豆を刺した後にはさみで先を切る

○️くり抜いたゆずの汁をなますに少しかけると爽やか

○️田作りはまとめて頭を揃えて必ず左上に向ける
(昔から左上位の慣わし、尾付き魚は必ず左が頭の決まり)


追記:
柳橋連合市場の『ふじはら』さんは
2023年10月に閉店なさいました。
毎年、焼きあごとごまめを購入していました。
渡辺通りに住んでいたときは、
いりこ、鰹節を少量まめに購入し、
日々のお出汁は『ふじわら』さんのものだけ。
博多の料理屋さんの大事なだしを支えて
くださっていたふじはらさん
ありがとうございました。
コロナ禍の影響だったのでしょうか。
本当に残念です。
いい焼きあごとごまめを探すのは大変です。
当たり前のお正月はないのだとやはり思いました。
特別な偶然、奇跡で美味しいものがいただけるのですね。


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posted by cozue at 15:41| 日記